メランコリー型うつ病の特徴
うつ病の原因やメカニズムの解明については、がんや糖尿病などの五大疾患に比較すると、
その解明は大きく遅れているといえます。
以前はうつ病という一つの病気だととらえられていましたが、
現在は様々なタイプのものに分けられるようになってきています。
その中で、気分が沈みこんで、何をしても喜びを感じなくなったり、
興味を持つことができなくなったなどの症状から自分を責め続けるといった症状を
メランコリー型うつ病と呼んでいます。
憂鬱という意味をもつメランコリーという単語の通り、
一般的なイメージを持つ従来型のうつ病がこれに当たります。
メランコリー型うつ病になりやすい人の特徴として、
真面目で誠実、周囲への配慮が厚い、責任感が強いことから
問題はすべて自分の責任だと感じてしまう、仕事熱心であるといったものがあります。
さらに、うつ病が発症すると、心も体も疲れているにもかかわらず、
その事実を隠そうとしたり、自分で何とかしようとする結果、食欲が落ちたり不眠症になってしまいます。
つまり、メランコリー型うつ病の人はがんばり屋さんタイプの性格故にストレスを感じ、
1人で抱え込みやすいタイプが多いようです。
これらに当てはまると思われる人は、時には休養したり、
ストレスを発散するということを意識的に行ったすることも重要ではないでしょうか。